プレストレストコンクリート=PC(Prestressed Concrete)とは、直訳すれば「あらかじめ応力を与えられたコンクリート」のことです。プレストレストコンクリートの技術を用いることによって、コンクリートの最大の弱点(圧縮には強いが引張には弱い)を克服することができます。
プレストレストコンクリート構造物は、高強度の鋼材(プレストレストコンクリート鋼材)で圧縮応力(プレストレス)を与えることにより、補強したコンクリート部材で構成させた構造物で、軽量で高品質・高耐久性を備えています。
斜張橋等の吊橋構造橋梁、PCトラスト橋、アーチ橋、箱桁橋、桁橋など、
私たちは、プレストレストコンクリート技術を使った橋梁建設のリーディングカンパニーです。
徳之山八徳橋(岐阜県)
九州新幹線 大野川橋梁(熊本県)
第二東名高速道路 芝川高架橋(静岡県)
神原渓谷大橋(大分県)
ニューマチックケーソン工法のニューマチックは「空気の」、ケーソンは「函(はこ)」の意味で、潜函工法ともいわれます。地上でコンクリート構造物「函」を構築し、その下部に設けた作業室で掘削し、地中深くに構造物を沈設させる工法です。地下水の侵入を防ぐため、作業室には圧縮空気を送ります。
この工法は作業室内の空間で地盤を確認しながら掘削・排土して「函」を沈めていくことで、あらゆる地盤に対応可能です。
橋梁基礎、下水ポンプ場、調整池、建築下水施設など、
私たちは、ニューマチックケーソン工法を使った地下構造物施工の先駆者です。
レインボーブリッジ(東京都)
第二音戸大橋(広島県)
鮎喰大橋(徳島県)
呑龍ポンプ場(京都府)
躯体剛性が高く、荷重に対し、強靭な支持機構を有するため、耐震性に優れています。
他工法と比較し、一般的に基礎平面積を小さくできるため、狭い場所でも施工が可能です。
沈下させたケーソンの躯体がそのまま地下の構造となるため、地下空間を最大限に利用できます。
ケーソン沈設作業と同時に内部構造を構築することで、工期短縮が可能です。
躯体構築を常に地上で行うため、高品質・高精度を確保できます。
地下水の量を低下させないため、周辺地盤への影響を少なくできます。
海や河川、湖などでの水上施工にも対応できます。
鉄筋コンクリート造と同じようにコンクリートを打設した後に、現場で柱、梁、床などにプレストレス(PC)を与える工法です。
鉄筋コンクリートの弱点である引張応力をプレストレス力が打ち消すため、より長いスパンの部材や大荷重への対応が可能となり、大空間を実現することができます。
構造物のひび割れ発生やたわみの抑制もでき、地震後の復元性も高いことから、高耐久で安心な居住空間を提供できます。
工場の整った環境で高品質なプレキャスト(PCa)部材を製作し、現場にて部材を組み立て、プレストレスを与えて一体化させる工法です。
プレキャスト(PCa)部材は、工場製作のため現場での工期短縮が可能であり、騒音・粉塵の低減や現場労務削減などの高い生産性が期待できます。
プレキャスト(PCa)部材は、型枠の転用により複雑な意匠部材も容易に製作可能であり、プレストレストコンクリート(PC)部材とプレキャスト(PCa)部材の特徴を融合させることで、耐震性・耐久性・デザイン性に優れた安全で安心なコンクリート建物を提供できます。
教育施設、倉庫、競技場スタンド、特殊形状施設など、
私たちは、プレストレストコンクリート建築のパイオニアです。
松戸市立東松戸小学校体育館(千葉県)
宮崎カトリック教会(宮崎県)
ケーズデンキスタジアム水戸(茨城県)
南相馬市立総合病院脳卒中センター
(福島県)
高速道路や橋梁などの劣化したコンクリート床版を取り替える工法。
劣化している橋梁が多いRC中空床版橋の取替え工法。
プレストレストコンクリート(PC)連続合成桁の傷んだ床版を撤去し、コンクリートを打換えて、外ケーブルにより補強する技術。
首都直下型地震・南海トラフ地震に備えた耐震対策として、当社は施工性・経済性に優れた耐震補強工法「圧入鋼板巻立工法」を保有。
工場製作されたプレキャスト(PCa)柱・梁架構を建物外部に新設し、建物のデザインに調和しながら、耐震性を向上させる「外フレーム工法」や、高強度コンクリート部材にプレストレスを導入したプレキャスト(PCa)ブレーズによる耐震補強工法「プレキャスト(PCa)ブレーズ工法」を保有。
ゲージを貼った構造物に30mm程度の深さの孔を掘り、当社保有の特許手法によってプレストレストコンクリート(PC)構造物の応力を推定する「コア切込みによる残存プレストレス推定手法」を保有。
基礎橋脚、地盤、水路トンネル、建築耐震補強など、
私たちは、蓄積した数々の補修補強技術で、世の中の安心・安全を守るエキスパートです。
東京モノレール(東京都)
金野井大橋(埼玉県)
大原橋(岡山県)
中央自動車道天竜川橋(長野県)
オリエンタル白石は、将来を見据え、時代のニーズに応じた最先端の技術を開発しています。
防災・減災対策やインフラの老朽化対策などを目的として以下のプロジェクトに参加しています。
オリエンタル白石は、将来に向けた研究開発費用として、年間売上高1%を予算計上しています。
※建設業の年間売上高に対する研究費の平均は、約0.4%です。
最先端の技術開発に挑戦するため、産官学連携を強化し、20件の共同研究を実施しています。
主力事業であるプレストレストコンクリート・ニューマチックケーソンなどの特化技術を活かした海外事業への展開を目指し、「営業企画部」を設置して準備を進めています。