NAPPアンカー工法
近年、橋台・橋脚の縁端拡幅,変位制限装置の設置や耐震補強(建築構造物への耐震壁の設置)工事において、既設コンクリート構造物に新設コンクリートを接合する事例が増えています。従来は鉄筋を用いて行っていましたが、鉄筋の本数(削孔数)が多くなり、既設構造物の配筋が密な場合には施工が困難となることがありました。
NAPPアンカー工法は、既設コンクリート構造物を削孔した穴にNAPPユニットを配置し、プレストレスを導入することで既設と新設のコンクリートを接合する工法です。
NAPPアンカー工法は、既設コンクリート構造物を削孔した穴にNAPPユニットを配置し、プレストレスを導入することで既設と新設のコンクリートを接合する工法です。
NETIS登録等
NETIS登録番号:KK-060039-A 掲載期間終了
特長
- プレストレスを導入することにより、打ち継ぎ部の開きもなく、既設・新設コンクリートが確実に一体化されます。
- 専門の工場で緊張されたNAPPユニットを用いることにより、現場で確実なプレストレスを導入できます。
- 現場でのプレストレス導入はNAPPユニットの解放作業だけでよいため、省力化、工期短縮が可能となります。
- 鉄筋と比べて削孔数を少なくすることが可能です。
- 打ち継ぎ部の表面処理は洗浄程度の処理で施工可能であり、騒音もほとんどなく、環境に優しいです。
施工事例
橋脚の縁端拡幅 |
建築構造物への耐震壁の設置 |