SLJスラブ工法
SLJスラブ工法は、プレキャストPC床版の継手部にエンドバンド鉄筋を用いた鋼道路橋RC床版の取替え工法で、施工性に優れ、かつ床版厚を薄くすることができる工法です。エンドバンド鉄筋とは、鉄筋の端部に鋼製バンド(エンドバンド)を圧着したものです。鉄筋の付着力とエンドバンドの支圧抵抗力の複合作用により定着を行い、ループ継手を有するPC床版と同程度の性能を有します。
NETIS登録等
NETIS登録番号:KT-070081-VE2018年3月31日掲載終了
特長
- 床版厚を薄くすることができるため、床版重量の軽減が図れます。
- 床版厚を変えることなく取り替えが行えるため,道路縦断線形の変更や,鋼桁の補強をする必要がありません。
- 床版厚が薄いことから,プレキャストPC床版の製作費や施工費が低減できます。
- 割付け幅を広くできるため、他工法に比べ、床版枚数を減らすことができ、工程の短縮が図れます。
- プレキャストPC床版の架設や接合部の橋軸直角方向鉄筋の施工性が優れています。
- 橋軸方向の接合構造がRC接合であるため、床版の部分取替えが可能です。
- エポキシ樹脂塗装を施したエンドバンド鉄筋を用いることにより、塩害地域や融雪剤を散布する地域にも適用できます。
施工事例
架設状況 |
接合部の状況 |