TCユニット方式電気防食工法
TCユニット方式電気防食工法は、白金系酸化物被覆を施したチタン製ラス材陽極をイオン伝導性に優れるバックフィルに包み込んで保護カバーに納め、コンクリート表面に線状に配置し、直流電源装置を使用して陽極材から鉄筋に対し防食電流を供給して鋼材を防食する工法です。
NETIS登録等
NETIS登録番号:QS-150011-A2021年10月15日掲載終了
特長
優れた国産陽極ユニット!
- チタン製ラス材(陽極材)は、国内で生産されており品質および耐久性が高い製品です。
- バックフィルは、イオン伝導性と電子伝導性を兼ね備えた画期的な電解質を適用しています。
- FRP製保護カバーは、耐食性・耐候性・化学的特性に優れています。
ユニット化により省力化を実現!
- 陽極ユニットをコンクリート表面に設置するため、作業を簡略化できます。
- 陽極材がバックフィルに覆われているため、鋼材と接触(短絡)しにくく、絶縁処理施工を省力化できます。
既設構造物を傷めない設置方式!
- コンクリート表面に小さな孔を削孔するだけで設置可能なので、従来の線状陽極方式のようなコンクリートはつり作業はほとんどなく、既設構造物への負担を軽減できます。
- はつり作業がほとんどないため、騒音・振動・粉じんなど周辺環境への影響を最小限にできます。
- 他の電気防食工法で課題となっているPC構造物にも適用できます。
施工イメージ
RC橋脚 |
RC桁橋の主桁・横桁 |